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2024-03-06

最後のお別れ

昨夜のお通夜に続いて、今日は告別式。
娘たちは学校なので、私と息子と、そして嫁さんも仕事を抜けて参加。
大阪の姉や叔母も参列して、最後のお別れをしました。

棺に花を手向ける時は、母の葬儀を思い出した。
わずか3ヶ月後に、また大事な人を送り出さなくちゃいけないなんて。
霊柩車に棺を載せる際は、棺を持たせていただきました。
最後のせめてもの恩返し。

お通夜〜告別式とお別れをしても、まだ実感が湧きません。
母がいない事すら、未だ実感として捉えられない。
二人とも奄美で元気な姿でいるような気がしてならない。

今度奄美に帰省する時に、痛烈に実感することになるんだろうな。
母がいた家は、県営住宅なので、部屋を引き払う。
今月いっぱいで引き払うことが決まったらしい。
もう二度と、母がいたあの部屋には戻れない。

そして教会に足を運んでも、奥さんももういない。
今まで当たり前のようにあった光景が、消えてしまった現実。
奄美に帰って、その現実を受け入れた時、ようやく実感としてのしかかってくるのかも。

昨夜、お通夜から帰ってきてから、奄美の姉へ電話をした。
姉もずっと気にかけていたので、お通夜の様子を伝えました。
電話の向こう側でも、かなり落胆しているのが分かります。

母がいなくなり、教会の奥さんもいなくなり、姉にとっては身近な存在が一気にいなくなってしまった。
姉にとっては、教会の奥さんは、良き相談相手だったのだと思います。
いろんな不安や不満も、奥さんに話すことで、心が保たれていたんだと思う。
だから姉のこともちょっと心配です。

ただ娘夫婦と同居なので、賑やかな孫たちの面倒も見なくちゃいけない。
落ち込んでいる暇も無いと思うので、その点は少し安心しています。

母の死、そして奥さんの死。
人の生死について、考えさせられています。
人はどれだけ生きたかではない。
生きている間に、どれだけのことをしたか。

辛い別れではあるけれど、前を向いて進もう。

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