再び帰省
早朝から車を走らせ関西空港へ。
ピーチに乗って向かった先は、再び奄美大島。
先月に続いて奄美に帰省しました。
母が入院して、もうひと月以上経過した。
一時期は回復傾向が見られ、このまま退院になるかと思ったが、コロナに感染したようで、その後は体調が思わしく無いらしい。
そこで再び帰省することにしました。
これまでも、奄美にいる姉が面会に行き、その度に動画を撮って+メッセージで送ってきている。
兄弟で+メッセージのグループを作っているので、4人が共有してみることができる。
しかし動画だけではわからないし、何よりも直接会って声をかけたい。
面会は午後から可能なので、15時過ぎに面会に行きました。
二人部屋の奥のベッドに母は寝ていました。
声をかけるが反応は無い。
体をゆすったりしながら、声をかけるが反応はありません。
それでも何度か声をかける内に、少しだけ反応があった。
でも、言葉にはならない。
やはり動画で見ていたのと同じ状態。
今日の日のために、APPLE MUSICでプレイリストを作ってきた。
それは母が昔よく聴いていた曲を集めたプレイリスト。
私が子供の頃によく母が聴いていた曲。
1曲目は「十九の春」。
田端よしおが歌っていたが、母が聴いていた曲は女性ヴォーカルだった気がする。
そこでAPPLE MUSICでそれと似た感じのものを探し、プレイリストに入れて来た。
横になって寝ていたので、左耳にだけイヤホンをセット。
もう片方は私の耳に当て、同じ曲を一緒に聴いた。
母がよく紬の機織りをしながら聴いていた曲。
私も当時を思い出しながら聴いていた。
でも、反応は無し。
次は2曲目「島のブルース」。
三沢あけみが歌った歌で、奄美の人間なら100%知っているといっても過言ではない。
すると母が少し反応した。
目を必死で開けようとしている。
歌が終わってからも何か伝えようとしているように感じた。
私が声をかけると、必死で何か返事をしているようでした。
声を出すのも辛いのだろうな。とわかる状態で、見ていて辛かった。
「明日また来るからね」と伝えて、病院を後にしました。
なんとも言えない切ない気持ちで車を走らせて、向かった先は大浜海岸。
ここは帰省するたびに、子供達を連れて海水浴をした海岸。
先月帰省した時も、写真を撮りに来ました。
でも今日は夕方。
先月のような青い海ではない。
それでも夕陽に照らされる海に癒される気がして、海岸を一人歩きました。
夕焼けを見に来る人も多く、私以外にもたくさんの人が来ていた。
海の夕陽って不思議と心が癒されます。
潮風に吹かれながら、小一時間海岸で過ごしました。
海は沈んだ心を癒してくれます。不思議ですね。
やっぱり海っていいな。
海の写真いくつかアップします。