世界が大きく動く年

台湾の大統領選挙が終わりました。
与党である民進党の頼清徳氏が当選しました。
中国と距離を取る頼清徳氏の当選で、中国の反発は必至ですね。

もし中国寄りの国民党が勝利していたら、台湾有事の可能性は下がっていたかも知れません。
中国寄りなら、中国も思うように内政干渉できるけど、中国と距離を置く民進党の勝利。
力づくで台湾を取りに来る可能性も十分にある。

ウクライナ紛争が始まる前も「ロシアがウクライナに仕掛ける可能性」が叫ばれていたが、大方の予想は「可能性は低い」だった。
しかしロシアは堂々と侵攻をして、あっという間にウクライナの領土を奪いました。
中国が台湾侵攻を行わない保障なんてどこにもありません。
そもそも中国は一貫して「台湾は中国の領土」と言い切っています。

もし台湾有事が起きた時、果たして米軍は動くでしょうか？
ウクライナに加えてイスラエルvsガザが起きて、アメリカもかなり手を焼いている。
中国はしたたかにアメリカの動きを見ていると思います。

そしてアメリカも今年は大統領選挙が行われます。
共和党は再びトランプ氏が候補として出て来そうです。
再びトランプvsバイデンの大統領選になるのでしょう。

中国にとっては、トランプ大統領よりも、今のバイデン大統領のままの方が都合が良いでしょうね。
バイデン大統領になってから、ウクライナ紛争もイスラエルvsガザも勃発した。
アメリカが足元を見られたんだと思います。
バイデン大統領なら、軍事介入して来ないだろうと、甘く見られたんだと思います。

現にバイデン政権下で、この紛争は起こり、どちらも解決できないまま続いている。
中国にとっては、このままバイデン政権下で、アメリカが動けないままの方が都合が良い。
トランプ大統領になると、どんな動きをするか読めないと思いますからね。

前回の大統領選でも、アメリカは真っ二つに割れました。
バイデン大統領が誕生しましたが、その選挙も疑惑の目が向けられています。
果たして今年の選挙も真っ二つに割れるのか？
私はトランプ氏有利のような気がしています。

トランプ大統領からバイデン大統領になって、アメリカは良くなったでしょうか？
むしろ悪い方向に進んでいる。バイデン大統領に再び投票したい人は、確実に減ると思います。

そして今年はロシアも大統領選があります。
まぁこちらは最初からプーチン大統領の再選で筋書きが決まっていますけどね。
「選挙をした」という証拠づくりのための選挙みたいなもの。
最初から出来レースだから、台湾やアメリカのように「どうなるか？」なんて、誰も思っていないでしょう。

日本も今年の始まりは、能登半島地震に続き、羽田の飛行機事故と、先行き不安な年始となりました。
今年は日本も世界も、いろんなことが起きる年なのかも知れませんね。
不安な気持ちもありますが、世界が大きく変わる年なのかも。
辛い現実もあると思うけど、現実をしっかり見届け、未来に向けて何が大事なのか、見極める時に来ているのかも。