あなたの働きが社会を支えている

日本がどんどんおかしくなっていく。
白昼堂々、銀座のど真ん中で強盗が起きる。
多くの通行人がいて、その様子を動画に撮られている。
そして待機していた車のナンバーも、しっかり撮られていた。

そのため、犯人グループは、1時間後には逮捕された。
しかし、強盗に入った時計店で奪った品は、すでに無くなっていたらしい。
おそらく途中で誰かに受け渡したのでしょうね。

情報によると犯人は全員20歳以下らしい。
すぐに捕まる事を解っていて、なぜ犯行に及んだのか？
おそらく闇バイトで応募してきた若者なんでしょうね。
これで一生を無駄にすることを、理解できなかったのか？

闇バイトって応募した時点で、もう逃れられなくなるらしい。
個人情報を伝えてしまっているので、相手から「情報をばら撒く」と脅されるようです。
結果的に捕まるのを覚悟で、犯行に及んでしまう。
そして、闇バイトを仕掛けた犯罪者は捕まらない。

実行者は逮捕され前科が付き、何も得るものは無い。
一方で指示した犯人は、金銭を得て捕まらない。
なんという理不尽なこと。

ネット上には美味しい話がたくさん転がっています。
「簡単に稼げる」とか「誰でもできる簡単な仕事」とか。
そんな仕事があったら、誰も苦労はしないです。
そもそも簡単にできることは、仕事として成り立たない。

私は常日頃思っているのですが、「仕事＝金儲け」と考えている人が多い気がします。
確かに仕事をしてお金をもらうのだから、間違いでは無い。
しかし、本来仕事というものは、自分が社会に貢献しているものだと思う。
自分の仕事が、社会の中で誰かのためになる。
その報酬として受け取るのが、お金であると考えています。

古い考え方なのかも知れません。
もっと簡単に、もっと早く稼げる方法がある。
そう思う人も多いでしょう。
しかし、みんながそんな考え方で、楽なことばかり考えてたら、社会は回っていきません。

一生懸命働いている人がいるから、スイッチを入れれば電気が点くし、蛇口をひねれば水が出る。
ネットで注文すれば、荷物が家まで届き、外で美味しい料理を食べることができる。
私たちの暮らしの中で、働いている人がいるから、不自由なく生活できる。

いかに楽でたくさんの給料がもらえるか？
そんな基準で仕事を探しても、その人はいずれ仕事をしなくなる。
仕事とは自分が社会に貢献できている事を、誇りに持てるもの。
自分の働きが、誰かの暮らしを支えている。
そう思えるから頑張れる。

お金だけを求めていたら、少しでも割に合わないと思えば、その仕事は嫌になる。
結果どんな仕事も続かない。
そうなると、美味しい話に飛びついてしまう。
最近の強盗事件で捕まっている若者は、おそらくそうやって闇バイトに手を出してしまっているのでしょう。

楽な生き方なんてありません。
手っ取り早く儲ける方法なんてありません。
仮にあったとしても、それは続かない。
一時的な快楽でしかありません。

あなたにはあなたにしかできないことが、必ずあるはずです。
あなたが仕事を頑張った時、知らない誰かの役にたっているのです。
そのことを思いながら仕事を頑張りましょう。

そして私たちの暮らしは、働いている人々がいるから、成り立っていることに感謝しましょう。
電気が点くのは当たり前なじゃない。
水が出るのは当たり前じゃない。
それぞれ働いている人たちがいるから、私たちは不自由なく暮らせる。

明日からもお仕事頑張りましょう。