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2026-02-22

30年の想いを込めて

この曲を作ったのは、かれこれ30年くらい前。
社会人になって一度だけバンドを組んだことがある。
親しい知人と、クリスマスパーティーをやる計画を立てて、その時にステージに立つことを目標にバンドを組んだ。

その時に「オリジナル曲欲しいよな」との話になり、友人が詩を書き、私が曲を作った。
何曲か作ったが、当時はバンドではこの曲は結局やらなかった。
理由は女性ヴォーカルの曲だったから。バンドのヴォーカルは男性だったので、この曲はバンドではやらなかった。

歌詞の内容は、愛する彼の死を引きずりながらも、なんとか生きる彼女の歌。
実はこの歌詞の内容は、実在した女性のことを歌った歌です。
私は直接面識はないが、歌詞を書いた友人の友達の彼女だったのです。

作詞をした友人は、バイク事故で友達を亡くした。
亡くなった友達の彼女も友達で、カップルでよく遊ぶ仲だったらしい。
そんな時、バイク事故で彼が旅立った。

無惨にもトラックに轢かれて、遺体はボロボロで、葬儀の時はミイラのように包帯で巻かれていたとのこと。
友人曰く、葬儀の最後に彼女が耐えられなくなり、彼氏の名前を叫びながら遺体にしがみついた。
彼氏の名前を叫び、泣きながら包帯をむしり取ろうとして、慌てて友人や他の友達が、泣きながらそれを止めた。
そんな彼女のことを想い出し、「レクイエム」として詩を書いた。

そんな話を聞いて、私もその彼女のことを想い、曲を作った。
顔も名前も知らないけど、「頑張って生きて・・・」そんな気持ちを込めた曲です。
ギターの弾き語りで作った曲ですが、曲が出来た当時から、バンド演奏のイメージがありました。

しかし、当時は今のように、簡単にDTMが出来るような時代じゃない。
頭の中には、ずっと曲のイメージがありながらも「いつか形にしたい」と思っていた。
ようやく実現に向けて動き出せたのが、20年くらい前から。

MacでGaregeBandが使えるようになり、一気にバンドアレンジが出来るようになった。
頭の中にあったイメージ。「ここでピアノが入って」「ここのドラムはこんな感じ」「ギターソロはこんなイメージで」。
10年くらい温めていたイメージを、ゆっくりと丁寧に形にして行った。

バンド演奏はなんとか出来たが、肝心のヴォーカルがいない。
最初は自分で歌ってみたけど、やっぱり違う、女性ヴォーカルが欲しい。
一度VOCALOIDで歌わせてみた。自分で歌うよりは全然良いけど、やっぱり違うんですよね。

「いつか女性ヴォーカルで仕上げたい」と思っていました。
誰でも良いわけではない。曲のイメージに合う声を探していた。
そして「この声合うんちゃうかな!?」と思った人がいた。
同じ倫理の仲間で、歌も上手いけど、何より声の質がイメージにかなり近い。

昨年の10月くらいに、倫理の懇親会でカラオケで歌を聞いて「やっぱりイメージ近い」と思って「オリジナリ曲歌ってみない?」と聞いてみた。
「え!歌ってみたい!」と即答だったので、その後音源を送っていた。
そして本日、いよいよ最初のレコーディング。

スタジオを借りて、GaregeBandに歌を録り込む。
しかし、なかなかキーが合わない。
何度もキーチェンジして、その都度録り直す。

レンタル時間は2時間。
残り30分で、ようやくキーが合って、歌も録れた。
ただまだまだ歌いきれていない感はある。
それは本人も感じていて、「もっと歌い込みます」と話していた。

しかし最初にしては十分な出来だと思う。
歌詞がずれ込む部分もあるが、これは今後の課題。
何よりも、やっぱり声がイメージに合っていた。

帰って来てから、GaregeBandからLogic Proにデータを移して、仕上げを行った。
Logic Proにすることで、音もかなり質が上がる。
ヴォーカルの音量調整も行い、ハモリパートも自分で入れた。
ようやく30年前に、頭の中で描いていたイメージの曲に、仕上がったと思う。

ただ、まだまだ歌いきれていない感はあるので、さらに歌い込んでもらってから、再度レコーディングしたいと思います。
歌詞を見なくても良いくらい歌い込めば、自然と歌詞の内容が頭の中に浮かび、そこに感情をより入れやすくなる。
さらに良くなると期待しています。

それにしても、GaregeBandとLogic Proではやはり音が全然違う。
楽器の音色も格段に上がって、プロに近い感じの音になった気がする。
プロと比べるのは、ちょっとおこがましいけど(^^;)

最終的にレコーディングを終えたら、動画にしてYouTubeで公開したいと思います。

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