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2026-02-19

伝えることの難しさ

仕事柄、時々CMを見て思うことがある。
「これって逆効果じゃないかな?」
そう思うCMが時々あるのです。

今気になっているのが、確かDellのPCのCMだったと思う。
違ってたらごめんなさい。
とにかくその内容が気になった。

ざっくりとCMが伝えたい内容は「性能が良いから面倒な作業も高速で終わる」。
「PCから解放されて自由な時間が得られる」。
こんな感じでした。
PCの高性能を伝えるためだとわかりますが、まずPCで行う作業を「面倒なもの」と捉えていること。
PCを「面倒な作業を行うための道具」と表現していること。
「PCから解放」って、売り込もうとしている商品だから、「もっと使いたい」って思わせなきゃいけないのでは?

これって人の心を捕まえるのに弱いと思う。
「このPC欲しい〜」って気持ちになるだろうか?
PCを使って仕事をしている人は、「面倒な作業を終わらせるため」として使ってはいないと思う。
一部には嫌々使っている人もいると思いますが。

一方で同じPCを売るにも、AppleのMacの売り方は違います。
「こんなことができる。あんなこともできる。」
「今日からあなたはクリエイター!!」みたいなノリでCMを作っている。
見た人は「Macを使ったら自分もクリエイターになれるかも」と錯覚を起こす(笑)

とてもワクワクするのがAppleのCMの作り方です。
実際に勘違いしてMac買った人も多いと思います。
でも、使ってみると、本当に楽しく使えると思う。
だからMacを使う人は、楽しんで使っている人が多いと思います。
楽しんで使えば、その時点でクリエイターだと思います。

パソコンという、ちょっと堅苦しい、無機質な商品をどう見せるか?
面倒な作業を早く終わらせるための商品と見せるか。
それとも、いろんなものが作り出せる、魔法の箱みたいな商品と見せるか。
伝える相手によって、全然変わって来ます。

おそらくDELLのCMは、Macユーザーみたいな人はターゲットにしていないでしょう。
会社で仕事として使っているPCユーザーをターゲットとしていると思います。
それでも「面倒な作業を終わらせる」「PCから解放」みたいな表現は、ちょっと???と感じました。
それよりも「あれ!?もう作業終わっちまった」みたいな表現の方が、楽しさもあり高性能も伝えられると思いましたね。

CM業界も、最近はテレビCMよりもネットやSNSの方が主流になり、CMの制作も変わって来ているのでしょうね。
さらにAIの進化で、CMの制作現場も変化しているのではないでしょうか?
人に伝えるのって、本当に難しいですよね。

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