最後の撮影かな?

先々週の日曜日に行われた「市民体育大会」の剣道の部。
当日は、次女が出るので、私と嫁さんと二人で参加していました。
一応お手伝いの保護者として。
お手伝いの基本は、朝の会場準備です。
それもあっという間に終わったので、後は試合観戦。
の予定でした。
私のところに先生が近づいて来て。
「今日はカメラ持って来てないですよね?」と。
毎年試合の写真を撮っているが、今年は何も言われなかったので、カメラは持ってきていなかった。
一応「市民体育大会剣道の部」という名称から、市の行事なので、市に写真を提出しないといけないらしい。
「スマホでも良いので」と言われたが、やはりスマホでは限界がある。
そこで一旦家に戻って、一眼レフデジカメを取ってきた。
もう剣道の試合は、ずっと撮り続けているので、カメラさえあれば後は撮るだけ。
ただね〜剣道って撮りづらいんですよね。
まず室内なので、光量が足りません。
その上、スピードが速いので、シャッター速度を上げないといけない。
さらに、打つ瞬間が読みづらいので、シャッターを切るタイミングが計りにくい。
いつもISOをMAXまで上げて、光量を確保して、シャッタースピードを上げるようにしています。
あと、ホワイトバランスも先に設定が必要。
体育館で撮影すると、やたらと黄色が被った色になる。
あらかじめ、ホワイトバランスで黄色味を抑えた状態で撮影。
さらに撮りづらいのが、審判の存在。
剣道の試合には、主審が1人と副審が2人、合計3人の審判がいます。
3方向から見て、技が決まったのかを判断します。
紅のタスキの選手の技が決まったと思ったら、赤の旗を。
白のタスキの選手の技が決まったと思ったら、白の旗をあげます。
3人の内、2人までの旗が上がれば、1本が決まります。
1人だけあげても、他の2人が「決まっていない」と判断すれば、例え主審が上げても、1本にはなりません。
3人で多角的に試合を見るため、選手の周りを三角形になるような配置で動きます。
特に主審は、選手を横から見える位置に動くので、主審の動きに合わせて、副審も動きます。
選手の動きに合わせて、審判もグルグルと動く。
カメラを構えていて、「シャッターチャンス」と思った時に、審判が被ってしまう事が多々ある。
だから最近は、両目で見るようにしています。
片方の目はファインダーで、カメラ越しに。
もう片方は、審判も含めた、選手たちの動きを追うようにしています。
それでも、なかなか思うような写真は撮れません。
何よりも、技を打ち込む瞬間が、本当に難しい。
「今だ!!」と思った時には、もうすでに遅い。
思ってからシャッターを押すまでの、僅かな時間で、すでに技は決まっている。
だから「打ち込みそうな瞬間」を予測しなくてはなりません。
そしてその瞬間を撮ったとしても、それが綺麗に決まっていないことがほとんど。
つまり「技あり1本」の写真を撮れる確率って、本当に低いのです。
今回は記録用の写真なので、別に技ありの瞬間が撮れなくても、何も問題はない。
でも、撮るからには、やっぱり1本決まった瞬間を撮りたい。
だから、必死で選手の気配を読む。
そうやって撮影すると、終わった時にはヘトヘトになっています。
体力的にも疲れるんだけど、精神的に疲れるんでしょうね。
もう次女も中3で、この大会に出るのも、最後かも知れません。
市内の高校に入って、剣道部に入れば別ですが。
剣道の試合の写真を撮り続けて、かれこれ10年くらい。
たくさんの写真を撮って来ました。
これで最後かも知れませんね。
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