久しぶりの自治会総会
今日は自治会の総会がありました。
10時からだったので、次女の剣道を嫁さんにお願いして、私は自治会館へ向かいました。
コロナの間は、ずっと書面決議でしたが、今年からようやく対面での総会となりました。
私が自治会役員をしていた時は、書面の準備から総会の進行まで、私も役をしていました。
だから今日の総会の準備は、本当に大変だったと思います。
役員の皆さんに、本当に感謝ですね。
私が役員を退いてから、かれこれ7年近くになるでしょうか。
私の後任で役に就いていただいた方は、現在も役員を続けてくれています。
そして今年も留任で引き続き、役員を頑張ってくれます。
会長を含めて、役員全員留任で、同じ体制で今年も運営を行うことになりました。
引き続き頑張っていただきたいと思います。
私は役員ではありませんが、自治会の運営については、いろいろと考えるところがあります。
せっかく立派な自治会館が出来ているのに、有効活用できていません。
もっと会員の皆さんが集まれる行事などを、考える必要があると思います。
今年は私からも提案などをしていきたいと思っています。
これはPTAにも同じことが言えるのですが、従来の講演会とか勉強会のような内容では、なかなか人は集まらないと思う。
PTA会長になると、さまざまな団体に名前が入り、そこから講演会に出席依頼が来る。
いわゆる動員ってやつですね。
「PTAから2名の出席をお願いします」って来るわけです。
もちろん他の団体にも、同様の出席依頼があって、それで講演会が成り立っている。
そんな講演会って必要?って私は思います。
それって無理やり人を集めて、講演会を開いて実績を作っているだけではないのか?
講演会の内容自体は、良いものが多いので、参加したらそれはそれで勉強にはなる。
しかし最近思うのは、どこもかしこも講演会ばかりで、情報のインプットばかり。
正直インプットばかりで息が詰まってしまいそうです。
確かに良い話で良い内容で、勉強にはなります。
でも、結局「良い話聞いたな」で終わってしまう。
足りないのは何か?と考えた時、得た情報を自分の中で消化して、今度はアウトプットすることだと思う。
同じ話を聞いても、受け取り方は人によってそれぞれ。
考え方の違いや、育った環境の違いななどで、同じ問いに対しても、さまざまな考え方がある。
自分の考えや意見をアウトプットする。それが圧倒的に足りない。
県のPTAでは、運営学習会という行事を年に2回ほど行っています。
各PTAの役員さんが集まって、それぞれのPTA運営の悩みや問題点を、その場でディスカッションする。
単なる座談会にならないように、役員が入って話の進行役を務めます。
ファシリテーターとなって、話の流れを作るようにしています。
この運営学習会は、毎回人気で、参加した人たちは、必ず喜んで帰ります。
先日も開催して、みんなとても喜んで帰りました。
そしてアンケート結果も、全て良い内容で、いかに満足度が高いかわかりました。
みんな求めているのは、アウトプットなんだと思います。
ただ無闇にアウトプットしたのでは、単なる愚痴大会になる。
まずはテーマを絞って、先に情報のインプットをしてもらう。
それぞれの中で消化して、それをアウトプットする。
まさに息を吸って、しっかり肺の中で溜め込んで吐き出すように。
先日、高校の育友会の委員総会も、会議のスタイルを、お茶とお菓子を用意しての茶話会形式にしました。
与えられた情報をそれぞれに考えて、自分なりの意見をたくさん出してくれました。
誰かの意見を聞くのはインプットになります。
それに対して、自分の考えをまとめて、自分の意見をアウトプットする。
講演会のように、一方的にインプットするのではなく、その情報を自分でまとめてアウトプットする。
そんな行事が出来れば、自ずと参加者は増えると思います。
今年は育友会でもこれを試してみたいと思っています。
県PTAは運営学習会が、この形に近い。
ただ研究大会は、どうしてもインプット型なので、ちょっと考えてみたいと思っています。
参与の人気は今年の6月までなので、あくまでも提案という形しか取れませんが。
自治会でも何かできると思う。
例えば子育て世代の人たちに、子育て情報のミニ講習会的なものを開き、その場でディスカッションを行う。
インプット&アウトプットすることで、自分の子育ての悩みや不安が解消されるかも知れない。
また、同じ町内でも知らない人が多いので、そこで新たなコミュニティーが生まれる可能性もある。
やり方はいくらでもあると思います。
ただ私は役員では無いので、あくまでも提案として首を突っ込みたいと思います。
久々の自治会リアル総会で、さまざまなことを考えた日でした。