流行語大賞

毎年、この時期に発表される「流行語大賞」ですが、毎年「そんなの流行った?」ってのが、選ばれている気がします。
今年の候補は「ミャクミャク」とか「古古古米」とかが有力視されていました。
私もきっと「古古古米」かなと思っていました。
ところが何と、高市総理が自民党総裁戦で新総裁に選出された時の挨拶の中の言葉。
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が、大賞に選ばれました。
その授賞式に、ちゃんと高市総理が出席して、受賞していたのを見てビックリしました。
時の総理大臣が、流行語大賞を取って授賞式に参加するなんて、おそらく初めてですよね。
この「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」は、一部の人からは批判を受けた。
でもその批判は筋違いだと思う。
高市新総裁は、「新総裁として、そしてもし総理大臣になれば、今の日本の課題を解決するために、必死で働いていく所存です。」と言いたかったのです。
それを力強く伝えるために「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と言った。
普通の人は「この人本気だな」と受け取ると思う。
しかし批判している人たちは「働き方改革に逆行する」とか「過労で苦しんでいる人への配慮が足りない」などと言っている。
決意表明として、自分自身に向けた言葉を、勝手解釈して批判している人々。
これは他のことにも言えますよね。
今の日中問題の火種になった「台湾有事」のことも、高市総理の発言の一部を切り取って、勝手解釈して批判を繰り返す。
まぁ、こういう人たちは、高市総理が何をしても批判するし、何もしなかったらしなかったで「何もしない」と批判します。
つまりは高市総理という人間が嫌いなんでしょう。
流行語大賞に総理大臣が受賞するのも珍しいけど、今年はもう1人政治家が受賞しています。
それが同じく自民党の青山繁晴環境副大臣。
副大臣として、これまた授賞式に参加されました。
受賞した流行語が「オールドメディア」です。
最近は本当にネットでも「オールドメディア」の文字が多く使われている。
しかし、この言葉を最初に使ったのが、青山繁晴氏です。
自身が配信しているYouTubeチャンネル「青山繁晴が答えて答えて答える」の中で、もう12〜3年前から使っていました。
それが徐々に浸透して行って、この2〜3年で一気に広まった感じですね。
SNSの広がりで、テレビや新聞が発している情報の、おかしな点がSNSによって晒される時代になった。
そこにこの「オールドメディア」という言葉が、ピッタリとハマったのでしょうね。
マスコミを揶揄する言葉で、「マスゴミ」という言葉もあります。
こちらもだいぶ前からネット上では出回っている言葉です。
ただ言葉としてはかなりキツく感じる。
「オールドメディア」の方がしっくり来ますね。
この「オールドメディア」という言葉を、青山氏は「古臭いメディア」という意味で使った訳ではありません。
ネットの普及によって、新聞やテレビのメディアは、これから先は細って行く。
メディアの中の人間に向かって「今のままではダメだ。民主主義のメディアとして正しい姿勢を。」というメッセージを込めて「オールドメディア」と発して来ました。
今年の流行語、これまでとはちょっと違った感じですね。
少しずつ時代が変わって来たのかな?という気がしています。
多くの日本国民が、変わって来ているのかも。
次は「今年の漢字一文字」ですね。
さて何になるかな?
やっぱり「米」(笑)








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