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2025-05-12

才能って何?

今の仕事を始めて、かれこれ30年以上になる。
元々好きで始めた仕事ですが、時々思うことがある。
才能って何?と。

この仕事に限らず、よく「才能がある」という言葉が使われます。
スポーツ選手やミュージシャンなどでも「才能」という言葉は、よく耳にします。
「お前には才能がある」と言われると、誰でも嬉しいですよね。
逆に「お前は才能がない」と言われたら、もう何もかもおしまいのような気分になる。

「才能」と言うと持って生まれた能力、と言うイメージが強い。
「才能がある」と言われると、他の人よりも選ばれた人間のように、勘違いする。
そして「才能がない」と言われると、努力しても報われないような気分になる。

でも、生まれた時から能力を持っている人間なんて、本当はいないと思います。
私は本当の才能って、好きなことを続けられる能力のような気がする。
「努力に勝る天才無し」と言う言葉もあります。
才能って好きなことをずっと続けていける能力なんじゃないでしょうか?

幼い子供って、みんなお絵描き大好きだし、歌うの大好きですよね。
身体を使って遊ぶの大好きだし、何かを作るのも大好きです。
きっと誰でも、好きなことを続けて行きたいはずなんです。

でも、どこかでそれを辞めちゃう。
理由は様々だと思います。
最初は好きに絵を描いていても、成長するにつれ、他の人と比べてしまう。
歌も好きで歌っていても、徐々に他の人の歌唱力と比べてしまう。

「自分には才能が無い」と思ってしまう瞬間って、誰しもが経験したことあるんじゃないでしょうか?
それは自分よりも素晴らしい能力の持ち主を見て、「自分にはあんな風には出来ない」と比べてしまっているからだと思う。
でも、自分には自分にしか出せない色があるのだと思う。

自分が生み出した作品を、例え誰も評価しなくても、自分が好きであればそれで良い。
そうやって生み出し続けるのが、本当の才能のような気がする。
でもやっぱり評価は気になるし、自分の作品を気に入ってもらえたら嬉しい。
自分の世界観を貫けるかどうかが大事なんでしょうね。

好きで続けている仕事ですが、楽しいことばかりじゃない。
それでも続けていけてるのは、それも才能なのかも知れない。
そして好きなイラストや音楽も、ずっと続けて行きたい。
自分自身の作品を、自分自身が一番好きでありたい。

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