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2024-02-20

時代に合った活動を

10時からの会議に出席。
今日は「青少年健全育成天理市民会議」の役員会。
私は市PTAからの出向となっています。
かれこれ4〜5年くらいこの会議には出席しています。

最初の1〜2年は、特段感じていませんでしたが、一昨年辺りから「このままじゃいけない」と思い始めました。
毎年やっていることが変わらず、本当の意味での「青少年健全育成」になっていないと感じたのです。
駅であいさつ運動をやったり、啓発ののぼりや横断幕を作ったりしています。

青少年健全育成天理市民会議の一番の行事は、「わたしの主張in天理」です。
これは市内の小中学校から、作文を募集して、優秀者に登壇してもらい発表してもらう。
毎年素晴らしい発表で、この取り組みは良いと思う。

しかし、これはあくまでもスポットの当たっている子供たちです。
残念ながらスポットの影に隠れている子供たちは、置き去りになっている気がしていました。
本当は言いたいことがあるけど、誰にも言えない子供。
学校に行けずに、親にも本心が言えず、ずっと引きこもっている子供。
学校には行っているけど、希望が持てず、本心から喜べていない子供。
そんな子供たちの声は、私たちには届きません。

本来の「青少年健全育成」は、そんな子供たちに向けて活動をすべきではないのか?
そう思い始めたのが、一昨年ごろでした。
昨年の会議で、一度その意見を述べたことがあります。

その意見を受け入れていただいたのかわかりませんが、今日の会議では「今後の青少年健全育成天理市民会議のあり方について」との案件がありました。
具体的な活動は記されていませんが、これまでの取り組みと現在の課題を提示し、今の時代の課題に何ができるか?と問題提起になっていました。

そこでもう一度意見を述べさせていただきました。
子供たちの声を聞くために、Googleフォームを使ってアンケートを取ってみてはどうか?
また、この会議に出向いている役員は、皆親世代もしくは祖父母世代なので、子供たちに近い世代に役員になってもらう、もしくはそんな世代をオブザーバー的に動いてもらうことはできないか?
そして今の子供たちは、街を彷徨うよりもネットを彷徨っているので、もっとネットを使った活動を取り入れてほしい。
と意見を述べさせていただきました。
前向きに検討しますとの回答をいただきました。

これはPTAにも言えることですが、どうしても昔からのやり方に固執してしまう場合が多い。
「昔からこうやっているから」と、同じことを続けている内に、時代が変わっているのにやっている活動は同じこと。
今、青少年健全育成天理市民会議でやっていることは、発足当時の昭和の時代にやっていたことです。
その当時は、子供たちが街に出て暴れていた時代。
だから大人も街に出て、子供たちと向き合っていた。

しかし、今は子供たちは街には出ていません。
出ていても街ではほぼほぼ問題は起きていない。
問題はネットで起きている。

子供たちが何を思っているのか?
何をしてほしいのか?
その声を聞かない限り、本当の活動は見えてこないと思います。

私もできる限り、青少年健全育成天理市民会議に参加して、意見を出して行きたいと思う。
でも、市PTAからの出向なので、来年度誰かに変わる可能性もある。
もし引き続き続行の依頼が来れば引き受けるが、市PTAから変更を言われたら、変わるしかありません。

昔からの活動を続けていることは、決して無意味では無いと思います。
ただ、今の時代に合っているか?見直すことも必要だと思う。
今回、青少年健全育成天理市民会議のあり方について、再定義したことは大きな前進だと思います。

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