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2024-01-06

ペットにとっての幸せとは?

2日に起きたJAL機と海上保安庁機の追突事故。
少しずつ詳細がわかって来ました。
事故の原因を突き止めて、二度と同じことが起きないように、対策を考えてほしいと思います。

3日の日のつぶやきでも、メディアの対応に苛立ちを書きましたが、どうしてマスコミは誰かを悪者にしたいのでしょうね。
事故の原因を特定するのではなく「誰が悪かったのか」ばかりを追求しているように感じます。
海上保安庁の唯一の生存者の、パイロットの実名を報道していたようですが、なんで報道する必要あるの?
まるで犯罪者扱いですよね。

今回の事故で、JALの乗務員の対応が冷静で、乗客を落ち着かせて脱出させたことが、全員の命を救うことになりました。
海外からは「全員脱出できたのは奇跡だ」と絶賛されていますが、日本のマスコミはそこには一切触れません。
誰かを悪者にしたいので、犯人探しをしているようです。

そしてマスコミが目をつけたのが、ペットが2匹取り残されてしまったこと。
ペットは荷物扱いなので、救出することは不可能です。
残念ながらペットは炎の中で犠牲になってしまいました。

このことが報じられると、ネット上では「ペットも家族の一員だ」という声が上がり「ペットも一緒に客室に乗せてほしい」との声が出始めた。
一方で「ペットを家族と思うのなら飛行機に乗せては行けない」とか「仮に客室に乗せても脱出の際は荷物になるから置いていかなくてはならない」との声も。

今回犠牲になったペットは、本当に可哀想だし、飼い主さんの気持ちを思うと、本当に辛い。
我が家も三匹の猫を飼っているので、自分の猫が・・・と考えると、胸が締め付けられる。
しかしペットを飛行機に乗せる場合は、今回のような事故が起きた場合は、救出できないことを誓約書に書いてある。
それを理解した上で利用している。

本当にペットが大事なら、飛行機には乗せないというのが最良の選択だろう。
非常時には人間の命が最優先なので、残念だがペットは救出することは難しい。
仮に客室にペットを持ち込めるようにしたとしても、そのペットを置いて逃げなくてはならない。
そっちの方が、よほど残酷だし飼い主にも辛い。
ペットを連れて逃げようとすれば、避難の妨げになって、人間の命も助からなくなってしまう。

「ペットが可哀想」「ペットも家族の一員」という気持ちはよくわかる。
だったらなおのこと、ペットに負担をかけてはいけないと思う。
旅行や短期に家を空ける場合には、ペットは置いていくか、ペットホテルに預ける。
そして我が家のように、ペットシッターにお任せする。

引越しでどうしても飛行機での移動が必要な場合は、飛行機に乗せるしかない。
でも最悪の場合は、今回のようになることを分かった上で乗せる。

今回の事故は本当にいろんな要因が重なって起きた事故だと思う。
誰が悪いのか?じゃなくて、どうしたら防げたのか?を考えてほしい。
そしてペットも「可哀想」と言うのではなく、ペットにとっての幸せは何かを考えてほしい。
飛行機に乗せるのは、どうしようもない場合の最後の手段と考えるべきだと思います。

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