人権学習講演会
今日は早朝から長女の学校へ。
一限目に人権教育があり、育友会の方で講師をお願いしていました。
体育館に全校生徒が集まり、講師のお話を聞きます。
保護者は入れないため、録画して後日配信となりました。
私は録画係&編集&YouTubeアップを担当。
学校の方でビデオカメラと三脚は用意してもらいました。
ビデオカメラをセットし、自分のiPhoneでも録画をしました。
ビデオカメラの方は講師を録画して、iPhoneの方は司会者と講師の2ショットを録画。
今回は司会役の先生と講師とが、対話形式で講演を進めます。
二つの動画を編集して、後日YouTubeにアップする予定です。
今回の講師は、NPO法人ぱあとなぁ代表の地村貴士さん。
自身も車椅子で生活をしている障害者です。
ご自身の経験から「障害とは何か?考える」と題して、お話をしていただきました。
バリアフリーのことや、海外と日本のバリアフリーの違い。
そして障害者権利条約をめぐる国連勧告。
最後に相模原事件が問いかけるもの。
バリアフリーに関しては、まだまだ足りない状況で、なんちゃってバリアフリーが多いそうです。
スロープの先が階段になっていたり、車椅子で動けない環境が多い。
しかしそれは健常者ではなかなか気づかない。
私たちも日頃何気なく生活しているけど、自分が車椅子生活をしてみないと、ちょっとした段差にも気づかないのだと思います。
障害者権利条約は、あらゆる障害者の、尊厳と権利を保障する条約で、国連人権法に基づく人権条約です。
2022年この障害者権利条約をめぐり、国連から2点勧告されたらしい。
その中の一つが、日本では障害者をひとつの施設にまとめている。と言うもの。
確かに障害者施設があり、障害者はそこで暮らす場合が多い。
学校も障害者専用の学校があり、障害を持つ子は、学校の選択肢が無い。
障害者と健常者を分けるのではなく、障害者が共に暮らせる社会を実現しないといけない。
ただ、学校などはバリアフリーの問題など、課題も多く、一長一短には行かないが、その意識を持つことは大事だと思いました。
講師の地村さん自身も、高校に進学した際に、学校にはエレベーターが無くて、階段を同級生が運んでくれたそうです。
そして生徒たちの中から「学校にエレベーターを」という声が上がり、数年後に実現したそうです。
地村さん自身はエレベーターを使うことは出来なかったけど、バリアフリーの学校が増えるきっかけになったそうです。
学校をバリアフリーにするには、学校の施設そのものに莫大な修繕費が必要になる。
すぐに実現は難しいけど、今後はそんな学校が増えていくことでしょうね。
最後は相模原事件。
2016年に起きた、障害者施設の重度の障害者を、元職員が次々と襲い19人が刺殺された悲惨な事件です。
この時の犯人の言い分が「生きていても仕方のない障害者を殺してあげた」というもの。
あまりにも身勝手な事件ですが「障害者」として区別していること自体が、よくないことなんだと気付かされました。
いろいろと考えさせられる講演会でした。
保護者の方にもYouTubeで視聴していただきたいと思います。
そのために編集しなくちゃ。