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2023-06-12

拾ってよかった

先週の土曜日のこと。
この日は、次女の剣道の試合と、私の県PTAの常任委員会が重なっていた。
そして今回の試合は、学校の剣道部が出場するのが基本なので、通常は部活の顧問が引率する。
しかし次女は中学校からでなく、道場から出場するので、道場の先生が引率して次女ともう1人の男の子を連れて行ってくれることになった。

駅のロータリーに朝7時に待ち合わせ。
次女を乗せて嫁さんと一緒に送って行った。
嫁さんは後から電車で合流の予定。
そして試合が終わったら、私が迎えに行く段取り。

次女たちを見送って、車のところに戻った時。
足元に何かが落ちているのが目に入った。
メモのような紙が落ちていた。

最初は単なるゴミかと思った。
しかし、「○○先生へ」と題してあり、キャンプでの感謝の言葉が綴ってある。
そして最後に「○○小学校5年○○」と名前が書かれていた。

「これはゴミじゃない」
とっさに判断して紙を拾った。
しかし周囲を見渡しても、そんな子供の姿は見当たらない。
ひとまずこのメッセージを持って帰ることにした。

そして本日、このメッセージの持ち主が通う○○小学校へ電話を入れた。
その学校は隣の校区で、昨年度まで私たちの校区の小学校の教頭先生が異動で勤務している。
まずは教頭先生に話そうと思い、電話で教頭先生をお願いする。
しかし授業に入っているとのことで、電話に出た事務らしき方に事情を話す。

そしてこれから持って行くことを伝え、学校へと出向いた。
事務の受付でメッセージを渡して帰ろうと振り返ったら、そこに教頭先生が立っていた(笑)
「あれ?福原さん、なんでここに??」と不思議そうにしている。
改めて事情を話して、メッセージを渡した。

教頭先生曰く、子供達のメッセージを担任が模造紙に貼って持っていく段取りだったらしい。
もしかすると途中で剥がれて落ちてしまったのかも。
たまたま私が見つけて、たまたま教頭先生がいる学校だったので、気軽に持ってこれた。
1人だけメッセージが無かったらかわいそうですからね。

ちょっとだけ良いことをした気分で家路に着きました。
ちゃんとメッセージの相手の「○○先生」の元に届きますように。

皆さんも落とし物には気をつけて。

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