桜の思い出
【昨年撮影した桜】
今日は暖かい1日でした。
今年は暖かくなるのが早いですね。
例年なら、三寒四温を繰り返して、暖かくなっていく。
でも、今年は寒の戻りがあまりない。
今年は桜の開花も、かなり早まるんじゃないだろうか。
嬉しいような焦るような、ちょっと複雑な気分です(^^;)
日本人って、本当に桜が大好きです。
そう言う私も大好きです(^o^)
でも、満開の桜を見たのは、高校卒業して本土に来てからなんですよね。
そう、奄美では桜は咲きません。
正確に言うと「緋寒桜」という桜がありますが、そこらじゅうにあるわけじゃない。
山の上に行かないと見れないらしく、奄美にいた頃に見た記憶はありません。
ソメイヨシノのように、一気に咲いて、パッと散っていく。
そんな桜は奄美には無いので、初めて桜を見た時は、やはり目を奪われました。
桜の開花時期は、ちょうど卒業や入学の時期と重なります。
年度末、年度始めに桜が咲くことで、私たちの心に染み込んでくるのでしょうね。
期待と不安が入り混じる季節。
これまで親しんだ人たちとの別れ、そして新たな出会い。
さまざまな気持ちが入り乱れる中に、桜がひとときの安らぎを与えてくれます。
私の心の中にも、鮮やかに蘇る桜があります。
息子が小学校に入学した時の桜。
誰も友達がいない中、たった1人で入学した息子。
私たちも誰1人知り合いがいない中、入学式を迎えました。
たまたま移り住んだ地域が、今の小学校だった。
息子が2歳の頃に引っ越して来て、息子はずっと託児所へ通っていました。
託児所へは毎日車での送迎。
なので、近所の子供と遊ぶ機会は無かった。
当然、息子は近所に友達なんていないし、私たちも知り合いはほとんどいない。
町内の同じ班の人と、ちょっとだけ顔見知りって程度。
そんな状態で、小学校の入学式を迎えました。
親でさえ不安だったから、息子はもっと不安だったと思う。
そんな時に満開だった桜が出迎えてくれました。
不安の中で、満開の桜が心を癒してくれました。
もう17年も前のことですが、昨日のことのように思い出します。
あれから長女、次女とお世話になっている小学校。
そして次女も小学校を卒業します。
今年は開花が早そうだから、もしかすると卒業式の頃に桜が咲いているかも知れませんね。
そうなると、また思い出の桜が増える。
毎年私たちに美しい姿を見せてくれる桜。
今年も変わらず美しい姿を見せてくれると思う。
美しいと捉えるか、儚いと捉えるか、それはその時の私たちの心次第なんでしょうね。
桜の開花までもう少し。
「美しい」と桜を愛でることができるように、今を精一杯ガンバロウ。
そして、可能なら桜の写真撮りたいです(^o^)