私の仕事は生き残れるのか？

おかしいなぁ〜。
つい先日「あけましておめでとうございます」って言ったと思ったら、もう1月も半分終わってるじゃないですか。
今年もこの調子で、本当にあっという間に過ぎ去るんでしょうね。
本当に年々、月日が過ぎ去るのが早くなっている。

そして仕事も忙しくなってきた。
元々抱えている仕事に加え、新しい仕事が入ってきている。
これはかなり気合い入れないと、またお尻に火が付きそうです。
そして今年は選挙もある。
おそらく選挙関係の仕事も来るだろう。
とにかく今抱えている仕事を、まずは最優先ですね。

最近思うことがある。
私が今やっている仕事って、いつまで続けられるのか？
体力的な話じゃなくて、いつまでも仕事があるのか？ってことです。

印刷会社でグラフィックデザイナーとして働いていた頃。
仕事の8割はチラシの制作だった。
スーパーのチラシもあったが、各種いろんなチラシがあった。
当時はまだ、新聞折込も多くて、広告と言えば新聞折込のチラシでした。

しかし、今はチラシの仕事なんて、2割も無いと思う。
そして新聞折込なんて皆無に近い。
私の仕事も、紙媒体の仕事は減り、Web関係の方が増えている感がある。

グラフィックデザイナーという仕事も、どこまで残れるのか？
AIが多くの仕事を奪うと言われて久しい。
チラシのデザインなんて、今でもCanvaなどで多数のテンプレートがあり、素人でもそれらしい物が作れる。
その内「こんな色合いで、こんな雰囲気で」とテキスト入力したら、瞬時にAIがそれらしいデザインをしてくれるようになるんでしょうね。

全てがAIになるとは思いません。
しかし、多くのクライアントはAIの仕事で満足すると思う。
私たちグラフィックデザイナーの仕事は、紙媒体の中でいかに情報をわかりやすく伝えるかです。
もちろん目を惹きつけて、見た人に興味が沸くようなレイアウトが求められる。

AIで膨大なデータを元に、さまざまなレイアウトが用意されていて、それらしいものが瞬時に仕上がったら、それで満足だと思う。
料理で例えると、莫大なレシピデータがあり、AIがそのレシピを元にあっというまに料理を作る。
でもレシピには出せない味ってのもあると思います。
そこが人間味。

レシピってのは言えばデータです。
塩○g、砂糖○gといった風に、決められた材料と分量のデータ。
その通りに作れば、美味しい料理が出来る。
でもそれだけじゃない味。それがプロの味なんだと思う。
プロの味は決してレシピ通りでは出せないのだと思う。

グラフィックデザインも同じだと思っています。
用意されたテキスト、写真、イラストを使って、それらしく仕上げる。
でも根本の「誰に何をどう伝えるか？」ということは、レシピ通りにはいかない。
そこはやはり人間味なんだと思う。

ただ、仕事を選ぶのはクライアント。
AIが作った物で満足なら、グラフィックデザイナーの仕事は減っていく。
生き残るためには、人間味のあるデザインができるか否か。

誰かに何かを伝える時、最も大事なのは、相手を思うことだと、私は思っています。
相手の気持ちになって、何が必要なのか、何を求めているのか？を相手の立場に立って考える。
それが人間味のあるデザインだと思います。
ただ見た目が美しく、整っているだけでは、グラフィックデザインではない。

おっと、ついつい語ってしまった。
おかしいな、今日は酒も入っていないのに（笑）
偉そうに語っているけど、それだけの仕事が出来ているのか？と問われると。
すみませぬ、まだまだでございますm(_ _)m

AIに仕事を奪われないように、もっともっと人間味のあるデザインを心がけて行きたいと思います。