個人情報対策ってどこまでが必要?

毎年この時期は恒例の仕事がある。
学童の修了式のDVD制作も来ているし、先日ステンドグラス展のDM用の写真撮影も依頼が来た。
どちらも毎年恒例の仕事。
加えて恒例なのが、学校の広報誌です。
子供達が通っていた小学校は、もうかれこれ15年くらい仕事をしています。
そして3年ほど前から、別の学校も依頼が来た。
どちらも同じ時期なので、かなりタイトスケジュールになる。
それに加えて、他の仕事も入ってきたりするので、毎年この時期はドタバタです。
この時期は卒業式があるので、さらにスケジュールがタイトになる。
1学期、2学期は終業式に配るのだが、卒業式は終業式の前になるので、スケジュールが前倒しになる。
さらに行事がギリギリまであるので、かなりタイトなスケジュールです。
毎年卒業式には、卒業生の顔写真と名前を入れて、そこに「中学生になったら」みたいな質問の回答を載せたりしている。
この辺はその年のPTA広報委員さんによって変わる。
しかし今年はびっくりしたことが。
なんと、子供の顔写真を載せないと言う。
さらに名前も載せずイニシャルだけ。
イニシャルと質問の回答だけを載せるとのこと。
おそらく個人情報の関連だと思うけど。
でもなぁ〜広報誌配るのって、卒業生&在校生だけのはず。
今更個人情報も何も無いと思うけどな。
子供達はイニシャルだけの広報誌をもらって嬉しいのだろうか?
親も寂しいと思わないのか?
なんかね〜個人情報って、あまりにも過敏になり過ぎている気がします。
そもそも広報誌で顔写真と名前を伏せたって、他でどんどん情報は漏れていますよ。
何なら今の時代は、SNSで自ら個人情報ばら撒いてるようなもん。
LINE使っている時点で、さまざまな情報はすっぱ抜かれています。
これって結局「私たちは子供達の個人情報を守っていますよ」って言いたいだけの対策に感じる。
卒業アルバムはどうなっているんでしょう?
まさか卒業アルバムまで、名前表記無しとかになっていませんよね?
でも、卒業アルバムだって、誰かの手に渡れば、個人情報漏洩に繋がります。
今の時代、個人情報を100%守るなんてことは、不可能です。
漏れないようにする努力は必要ですが、他でバンバン漏れてて、自分たちのところだけ蓋をしているように感じて仕方がない。
あっちこっちで雨漏りしているのに、自分の頭の上だけ、一生懸命蓋をして満足しているような。
顔写真も名前も載っていない広報誌を、数年後に見返した時に、思い出として蘇ってくるのだろうか?
ちょっと対策がチグハグな感じがしてなりません。