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2025-01-14

バナナムーンの歌

やっぱり刺激は大事ですね。

昨年末からライブに参加するようになって、他の方の刺激をいっぱい受けています。
今までは部屋に引き篭もって、一人で弾き語りをしていました。
それで満足していたのですが、やっぱり聴いてもらうのも大切です。

これまで2回参加させてもらいましたが、皆さんオリジナル曲があるのが凄い。
私もオリジナル曲はありますが、せいぜい4〜5曲です。
内3曲は、30年くらい前に作った曲だし(^^;)

昨年、母の死をきっかけに、故郷への想いをこめた曲を作った。
でもそれ以外は、曲は作っていません。
そう簡単にできるものでも無い・・・と思っていました。

ところが、この3連休で曲を2.5曲作っちゃいました。
2.5曲というのは、2曲はほぼ形になって、1曲は半分くらいの出来ってことです。
なんか刺激受けると、できちゃうものですね。

その内の1曲のタイトルは「バナナムーン」です。
あれ?どっかで聞いたことある?って思った方は、かなりのislandつうです(笑)
そうです。バナナムーンは、私が描いているイラストのタイトルです。

なんでバナナムーンにしたのか?
バナナムーンは最初に絵本にした作品です。
ARTBOXの絵本新人賞に応募して、新人賞を受賞して出版されました。
もう今では廃版になっているので、市場には出回っていませんが。

2回目のライブに出た時に、一緒に出演した方と話していた時。
私が絵本を描いていることを話し、その時は「くじらのゆめ」の絵本の話をしました。
そのストーリーを聞いただけで「歌に出来そうな絵本ですね」と話しました。
確かにその方の歌は、何か物語を聴いているような、そんな感じの歌だった。

「そうか自分の絵本やイラストから音楽作っても面白いかも」と思いました。
そして先週のライブ(私はお客さんとして)に参加した時に、また別の方が絵本を作っていて、その方の歌もなんとなく物語風に感じました。
「バナナムーンを歌に出来ないかな?」と軽い気持ちで、歌詞を書き始めました。

でも、絵本と同じストーリーじゃ、なんとなく子供向けの歌っぽい。
ちょっと捻りたいな。と思っていました。

その時に、親子の関係を歌にしようと思いました。
バナナムーンは、仔象がお父さん象に、鼻で高く上げてもらって、三日月を取る物語です。
親子、父と子の姿を描いています。

バナナムーンもそうですが、初期の頃の私のイラストは、動物の親子のイラストが多いです。
厳しい自然の中で、動物の親子やカップルが、身を寄せ合っているイラストが多いのです。
そのころは息子もまだ未就学児。
きっと自分の願望を、イラストで現していたのだと思います。

このブログでも何度も書いていますが、私は子供の頃、父が大嫌いでした。
本当に憎んでいて「早く死んでしまえ」と本気で思っていたほどです。
だから幼いながらに「自分に父親はいない」と、自分で自分に言い聞かせていました。
だからこそ、自分が父親になった時に、自分がしてもらえなかったことを、息子にしてあげることで、自分の父への欲求を満たしていたのかもしれません。

ふとその事が頭をよぎった。
バナナムーンは、仔象がお父さんの力を借りて、自分のやりたかったことを成し遂げます。
くじらのゆめも同じようなストーリーですが。
そう思って歌詞を書き始めると、なぜかスラスラと歌詞が出てきた。

大嫌いな父だったけど、父は私のことを嫌っていたわけではないと思う。
本当は父親らしいことを、してあげたかったのだと思う。
自分の父との関係というよりは、満たされなかったパパへの想いというのを歌詞にしてみた。
タイトルはバナナムーンなので、もちろん三日月を取ろうとする内容から始まる。

まだ歌い込めていないので、メロディーが安定しない。
でも、ほぼほぼ形にはなってきた。
あとはイントロなどのギターのアレンジですね。
もし、次のライブまでに間に合えば、バナナムーンを披露しても良いかな?

もう1曲のタイトルは「生きて」です。
タイトルだけだと、なんかめっちゃ重い歌っぽいけど、メロディーは語り調の軽やかな感じにしました。
どんなに辛く悲しい事があっても、数年後には笑い話になることもある。
とにかくひたすらに生きたら、幸せは必ずやってくるというような内容の歌です。
これも意外にスラスラと歌詞が出て来ました。

いずれこの2曲も、GaregeBandで他のパートも音源化したいですね。
残りの1曲も、また近いうちに形にできればと思います。

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