「もしもピアノが弾けたなら」は永遠に
また一人、昭和の名優がこの世を去ってしまいました。
西田敏行さんがお亡くなりになりました。
まだ76歳だというのに。
西田敏行さんと言えば、「釣りバカ日誌」が有名ですが、私にとっては昔の「最遊記」のイメージが強かった。
そして最近では「探偵ナイトスクープ」の局長のイメージです。
涙もろくて、VTRを観てはしょっちゅう泣いていました。
まだまだこれからも味のある役者として、いろんなドラマや映画に出てくると思っていたのに。
どんどん昭和が遠い時代になって行きますね。
寂しいけど仕方のないことです。
役者としての西田敏行さんですが、歌手としてもヒット曲があります。
「もしもピアノが弾けたなら」
1981年に発売されたヒット曲です。
西田敏行主演の『池中玄太80キロ』第2シリーズの挿入歌だったらしい。
最初は主題歌「いい夢みろよ」のB面として発売された。
ところが視聴者からの反響が大きくて、後に主題歌に変更され、A面とB面の立場が入れ替わる形になったそうです。
昔はレコードだったので、A面とB面があったんですよね。
当然A面が推しの歌で、B面はどちらかと言えばオマケ的な曲ってイメージでした。
でもこれって結構あって、B面が後々ヒット曲になるって他にもあったと記憶しています。
確かガロの「学生街の喫茶店」もそうだったはず。
調べてみたら結構ありましたね。
おもいで酒:小林幸子/1979
学生街の喫茶店:ガロ/1972
Sweet Memories(スイートメモリーズ):松田聖子/1983
スーダラ節:クレイジーキャッツ/1961
星影のワルツ:千昌夫/1966
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ:ダウンタウンブギウギバンド/1975、
もしもピアノが弾けたなら:西田敏行/1981
矢切の渡し:ちあきなおみ/1976
ラヴ・イズ・オーヴァー:欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)/1979
ロンリー・チャップリン:鈴木聖美 with Rats & Star/1987
「もしもピアノが弾けたなら」は、やっぱり名曲です。
素敵な歌詞と、優しい西田敏行の歌声。
ザ昭和って感じですよね。
もうこの歌声は聴けないんですね。
寂しいです。
西田敏行さん、安らかにお眠りください。
心よりご冥福をお祈りいたします。