珊瑚の海を残したい
先程、何気なく観ていたテレビ。
「マツコの知らない世界」
一つ目は「お茶漬け」でした。
いろんなお茶漬けが出ていて、美味しそうでした。
二つ目は「珊瑚」の世界。
東大卒で珊瑚の魅力にハマり、珊瑚の研究の会社を立ち上げた方が解説していました。
珊瑚は奄美大島で生まれ育った私にとっては、とても身近な存在でした。
でも、知らないことだらけだということがわかった。
まず珊瑚って動物なんですよね。
それは知っていたのですが、1個の個体が成長するたびに、クローンを増やして大きくなることや、縄張り意識があって、別の個体を攻撃したりすることに驚き。
また、産卵の時期になると、一斉に卵を放出する。
そのメカニズムはわかっていない。
まだまだわからないことだらけらしいです。
番組の中で「ぜひ行って欲しい場所」の一つとして、喜界島が出ていました。
喜界島は奄美大島のすぐ東にある小さな島。
奄美空港からも、肉眼で見える平べったい島です。
この喜界島は、珊瑚礁が隆起してできた島。
それは私も知っていました。
だから喜界島にはハブが生息していないとか。
一説によると、珊瑚礁が隆起して出来た島は、土壌がアルカリ性でハブが生息出来ないとか。
他にも沖永良部島と与論島にも、ハブがいません。
珊瑚礁が隆起した島にはハブがいない。
土壌がアルカリ性だからという説と、標高が低くて、大昔に海面上昇で島が海に沈んだため、ハブが絶滅したという説もあります。
いずれにせよ喜界島にはハブがいません。
島全体が珊瑚なので、珊瑚の研究にはもってこいの島で、喜界島には世界的にも珍しい珊瑚の研究所「喜界島サンゴ礁科学研究所」があるそうです。
まだまだ生態がわからない珊瑚の研究には、島全体が珊瑚の喜界島は、もってこいの場所なんでしょうね。
ただアクセスは、まず奄美大島まで来て、そこから飛行機乗り換えが必要です。
奄美空港から目で見える距離ですが、プロペラ機で離陸して、10分ほどで着陸だとか(笑)
だって目の前に見えている島ですからね。
私は残念ながら喜界島には行ったことがないんですよね。
南の島の海を彩る珊瑚ですが、世界中の海で珊瑚は減っている。
地球温暖化による海水温の上昇や、海洋汚染が原因と言われています。
奄美大島の珊瑚も、確かに私が子供の頃に比べると、少なくなった気がします。
珊瑚の研究が進んで、減っていく珊瑚を再び増やすことに、希望の光が見えてくることに期待したいです。
珊瑚は生き物ですが、海の森と言って良いでしょう。
海の中に珊瑚の森が広がることで、そこにさまざまな生き物が生息します。
豊かな海の森を残していきたいものです。