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2023-12-20

高度成長期を支えたお金たち

母の遺品整理をしていた時に出てきた昔のお金。
みんな要らないと言うので、私がもらって帰って来た。
100円札が3枚と500円札が1枚。
他に硬貨が5枚。

500円札は私が子供の頃に使っていたので、さほど珍しくはない。
我が家にも実は1枚存在している。
しかし100円札の実物は初めて見ました。
1953年から使われていたみたいですが、私の記憶には無いので、途中で硬貨に変わったんでしょうね。

5枚の硬貨は500円が1枚、100円が3枚、50円が1枚でした。
古い硬貨なのに500円玉?って思った人もいるでしょう。
実は記念硬貨の500円でした。

硬貨にはTSUKUBA EXPO 85と書かれています。
1985年のTSUKUBA EXPOの記念硬貨のようです。
他にも100円が2枚ありますが、こちらもそれぞれ記念硬貨でした。

一つは1975年のOKINAWA EXPOの記念100円硬貨。
もう一つは東京オリンピック(1964)の記念100円硬貨。
最後の一つは普通の100円硬貨でしたが、発行年数が昭和41年でした。
私が生まれた年に発行されているので、これも別の意味で記念硬貨ですね。

古い紙幣や硬貨なので、それなりの価値があるかも?と思い調べてみた。
しかし記念硬貨は、どれも発行枚数が多かったため、市場価値はそんなに高くないようです。
そりゃ〜私の母が持っていたくらいですからね(笑)

そして百円紙幣も最も新しいタイプの紙幣なので、こちらも市場価値は高くない。
そんなお宝が眠っているわけも無いので、期待していなかったけど、やはりその通りでした(笑)
でも古い紙幣って、なんかレトロで良いですね。
デザイン的にも好きです。

今度発行される新しい紙幣のデザインなんかよりも、よほどこのデザインの方がカッコいい。
市場価値は無いかもだけど、このお金はたくさんの人の手を渡って、最終的に母の手元に残った。
そして母も使わずに残しておいたんだと思います。
時代は高度成長期の頃、きっと多くの人がこのお金を手にして、たくさんの幸せをつかんだことでしょう。
せっかくなので、記念としてこの古い紙幣と硬貨を、我が家でも残していきたいと思います。

あと100年くらいしたら、もっと価値が出るかな(笑)

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