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2024-12-05

これからの学校の在り方

今日は小学校の学校運営協議会がありました。
もう小学校には誰も子供は在籍していないけど、この役は小学校でPTA会長をした時の当て職が、そのまま続いている。
途中で代わってもらおうかとも思ったけど、会議は年3回だから「まぁいいか」って感じで続けてしまった(^^;)

学校運営協議会とは?
いわゆるコミュニティースクールの運営母体。
そもそもコミュニティースクールってなんぞや?って感じですよね。

国が学校を運営するのに、地域の力を取り入れたいとの思いから、コミュニティースクールが導入されました。
私が小学校のPTA会長をしていた頃に、コミュニティースクール導入に向けて、動いていた時期でした。
それまでは学校運営協議会は、別の名称(学校評議会だったかな)で存在していて、その時は私たちは運営じゃなくて、学校の評価をするような立場だったと思う。

学校運営協議会になって、学校の運営は、学校側(校長)と協議会(地域)が連携して行うことになった。
とは言っても、実情は学校が運営していますが。
ただこれまでとは異なり、地域もより学校の運営に携わっていく方針。
だから校長が出してくる方針を、私たちが承認するような形になっています。

しかし、いきなり「学校と一緒に運営して」って言われたって、できるはずもありません。
やはり実情は学校の校長先生の舵取りにかかっている。
ただ、私たち地元民も、自分の校区の学校という意識を強く持って、運営に力を貸すのが大切だと思います。

昔は「おらが学校」みたいな感じで、地元の人と学校の結びつきって強かったと思います。
それが時代の流れで、どんどん希薄になり、学校は閉鎖的になっていった。
極め付けは大阪の池田小学校で起きた児童虐殺事件。
何の罪もない児童を、外部から侵入した犯人が殺害していった。
この事件を機に、学校は門を固く閉ざすことになった。

しかし、やはり学校は地域の中心的な存在。
今はまた地域の人たちの手を必要とする時代になった。
私も地域住民の一員として、学校運営協議会に関わらせてもらっています。

加えて天理市は「みんなの学校プロジェクト」を推進している。
これから少子化で子供の数が減っていく中で、学校を統廃合するのではなく、学校をそのまま活かし地域の活動の場とする。
公民館の機能も学校に取り込んでいく考えです。

学校運営協議会の会議は、まだ校長先生の方針を、私たちが承認するための会議。
でも本当は、学校運営協議会が、学校の在り方を考えていく時代になっていくのだと思う。
今はその方法を、手探り状態で考えていく時なんだと思います。

本当に手探り状態だし、何ができるのかも、よくわからない。
でも、何か一つずつでも形にして、動かしていくことが大事なんでしょうね。
そんなことを感じた、今日の会議でした。

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