久しぶりに使ったもの
30年ぶりくらいに使った。
数日前に仕事が完了した記念誌。
しかし、その後事態は急変した。
印刷手配を済ませたその日の夕方。
「修正をお願いします」とのメールが届いた。
朝一番でOKをもらい、印刷手配をしたのに。
印刷GOの指示を出したのは、校長先生だが、修正依頼のメールを送ってきたのは、別の先生でした。
当然もう印刷に入っているので、修正は出来ません。
どうも、校長先生とその先生との連絡が出来ていなかったようです。
修正箇所が1箇所なら、訂正シールを作ろうと考えましたが、修正箇所は3箇所。
3箇所全ての修正をまとめてやるには、紙面の上半分くらいになる。
広範囲なので、シールでは対応不可。
それだけの広さのシール印刷をしたら、とんでもない金額になる。
さて困った。
なんとか安価でできる方法はないか?と考えた。
結果、レーザープリンターで印刷したものを、スプレーのりで貼り付ける方法にたどり着いた。
作業効率的にも、これが一番早い。
そこで早速Amazonでコピー用紙とスプレーのり、そしてスプレーのりの台(ブース)を購入。
レーザープリンターのトナーも一緒に購入手配した。
記念誌の部数は1500。
なので修正用の用紙も1500必要になる。
気の遠くなる数だが、やらざる得ない。
昨日は、丸1日修正シートのプリントと、カットに追われた。
そして今日は昨日学校に届いた記念誌に、修正シートを貼る作業。
昨日は一人で自宅で作業していたが、今日は学校で職員の方々も数名手伝って作業したので、半日で終了した。
その時使ったのが、スプレーのりと、スプレーブース。
実に30年ぶりくらいに使いました。
Macが導入される前は、私たちの仕事は、紙の台紙に写植(専門の機械で打ち出された文字)を貼って、デザインを仕上げて行くものでした。
その際に使うのが、スプレーのりとスプレーブースでした。
デザイナーには必需品だったのです。
しかしMacが導入されて、かれこれ30年。
今時スプレーのりで作業をしているデザイナーなんて、そうそういないでしょう。
Amazonで注文する時に「売っているのか?」と不安でしたが、ちゃんとまだ売っていました。
ということは需要はあるってことなんですね。
30年ぶりに使ってみて、当時のことを思い出しました。
連続して使って行くうちに、手にのりが少しずつ付いていくあの感覚。
作業が終わって、いつの間にか、あちこちにのりが付着している状態。
そんな時にはシンナーでのりを取っていた。
印刷入稿後の修正という、思わぬトラブルでしたが、無事に修正シート貼れたので良かったです。
そして懐かしい物も使うことが出来ました。
ただ、昨日そして今日と、同じ姿勢で作業を続けていたので、身体がガチガチに固まってしまった。
あぁ〜〜〜腰がいたい(+_+)
後で次女に押してもらおう(笑)