政界が荒れる予感

昨日の衆議院総選挙結果は、予想されていた通りとなりました。
自公で過半数割れ。
政権運営に赤信号が点っています。

自民党も大敗しましたが、公明党はさらに痛手ではないでしょうか。
なんといっても代表が落選するという大誤算。
創価学会票も、昔のように組織票として動かなくなっているのでしょうね。

自公が票を減らした分、立憲が票を増やしましたが、受け皿になったのか？と問われれば、やや微妙な感じです。
野党で大きく票を伸ばしたのが、国民民主党ですね。
特に若い人からの支持が大きかったようです。

野党でも明暗が分かれました。
立憲と国民は議席を増やしましたが、維新は少し議席を減らしました。
大阪では全勝しましたが、全国区となると、まだ維新は弱いですね。
大阪が異常なのかも知れませんが。

そして共産党が２議席減の8議席。
逆にれいわが９議席と躍進しました。
参政党が３議席獲得し、初めての選挙となった日本保守党も３議席を獲得しました。

さて、歴史的大敗となった自民党ですが、石破総理はその責任を取って辞任・・・・はしないそうです。
これまでは、選挙で負けたら総理に責任を迫っていたのに、自分がその立場になると、意見が変わるんですね。
今回の自民大敗は、表向きには「裏金」と言われていますが、実質は「石破政権への不信任」だと思います。
もしこれが高市政権だったら、きっと違う結果になっていたでしょう。

まぁこれは、総裁選の結果が出た時に、予想できたことですけどね。
党員や自民党支持者が理解できていたことが、自民党議員には理解できなかったってことですね。
本気で「石破氏は人気がある」と思っていたのでしょう。
マスコミが祭り上げていただけだと、なぜわからなかったのでしょうか？
ある意味、国会議員って情報弱者ですよね。

これから政界は大荒れになると思います。
どこが政権を担うのか？駆け引きがすでに始まっています。
自民党が野党の維新と国民を丸め込むのか？
それとも立憲が、野党をまとめるのか？

維新と国民は、立憲とは組まないと思うので、自公＋維新＋国民（参政＆保守）の連立が濃厚かな？
ただそうなると、自民党は石破総裁のままで良いのか？という話になりそう。
維新と国民が「石破総裁のままでは組まない」と言えば、自民党の中は荒れるだろう。

逆に立憲が公明党に手を回すという可能性もあるかも。
公明党も絶対自民党でないといけないはずはない。
むしろ政策的には、立憲と公明は近いかも知れない。

何が起きるかわからない状況になってきました。
まぁ落ちるところまで堕ちて、ゼロからやり直したら良いと思う。
もしかすると、また近いうちに解散〜総選挙なんてこともあるかも知れません。
本当に何が起きるかわからない。