国民よりも自分たちの選挙が大事
自民党の総裁選が終わって3日が経ちました。
3日間だけでもいろんな情報が飛び交っています。
それだけ衝撃的な総裁選だったと思います。
総裁選が始まってしばらくは、小泉氏が最有力候補でした。
あくまでもメディアの中では。
ネットでは「ありえない」「日本が終わる」などの反応。
しかし討論会が始まると、一気に小泉氏は落ちていった。
やはり討論の中身が、とても総裁=日本の総理大臣には適さないと知られてしまった。
話している内容がチグハグすぎて、流石の視聴者も気づいてしまったのだろう。
逆に上がって来たのが高市氏でした。
小泉氏とは逆に、話している内容が具体的で、最も政策がわかりやすかったのだと思う。
他の候補者は、なんとなくふんわりとした内容なのに対し、高市氏は的確に話す。
それが党員・党友票を伸ばしたのでしょう。
最終的に残るのは、高市氏と石破氏との見方が大半でした。
そしてその予想通り、第1回目の投票は高市氏が1位、石破氏が2位でした。
決選投票がこの二人になったことで、私は高市氏の勝利が近い気がしていた。
ところが蓋を開けてみてビックリ。
まさかの石破総裁誕生。
これにはすぐさまXが反応していた。
「石破かよ」「日本終了」などがトレンド入り。
さらにしばらくすると「石破ショック」がトレンド入りした。
何か?と思ったら、石破新総裁決定後、株価が暴落したようです。
普通新しい総裁、総理が決まったら、期待感で上がるもの。
メディアはこぞって「国民に一番人気」と持ち上げていましたが、世の中はよくわかっているのです。
今回の総裁選は、自民党が刷新出来るか否か。
それを候補者たちも口にしていました。
しかし、最も刷新感ない、まさかの石破氏。
これは次の選挙で大敗しかねませんね。
なぜ石破氏が選ばれたのか?
どうも岸田総理が「高市だけは阻止しろ」と号令をかけたようですね。
旧岸田派は、ほぼ石破氏に投票。
林氏と川上氏も、旧岸田派なので、その陣営も同じく。
そして小泉氏のバックには菅氏がいる。
ここも高市阻止で動いたようだ。
つまりは石破氏が良かったんじゃなくて、高市総裁を阻止したかったのが本音。
これは自民党員、特に保守の人たちの反感を買っています。
党員票ではダントツで高市氏が票を集めています。
つまりは民意は高市氏を選んでいた。
ところが、自分たちの選挙の都合で、高市氏を避けるために石破氏を選んだ。
高市氏が総裁になった場合、公明党との関係が難しくなる。
そもそも公明党は高市氏を避けたい。
これは想像ですが、高市氏に投票したら選挙応援はしないと、公明党から言われた可能性もある。
公明党の選挙支援が無ければ、選挙が苦しい議員は多数いる。
日本の将来のためじゃなくて、自分の足元を見て投票した可能性は高い。
やっぱり国民を見ているんじゃなくて、自分たちの議席を守りたいだけなのが、よくわかりました。
これは下手すると下野する可能性すらありますよ。
立憲民主党の党首が野田氏に変わったタイミングでもある。
「今回ばかりは自民党には入れない」という人が多数出て来ている。
さらに石破氏が、突然解散総選挙を打ち出しました。
10/27日に投開票ですって。
総裁選の前には、「いきなり解散するのは筋が違う」「まずはしっかりと議論をしてから」なんて言っていたのに。
早速手のひら返しですか。
だから信用されないってのが、いまだにわかっていないんですね。
そもそも、まだ天皇陛下から任命もされていないんだから、まだ総理大臣じゃないんですけどね。
今回の総裁選で、いかに自民党が腐っているのか、よくわかりました。
かと言って、自民党に変わる野党がいないのも、また辛いところです。
次の選挙は、みんなしっかりと考えて投票しましょう。