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2024-09-25

厳しい現実

午後から長女の学校へ。
今日は育友会の役員会でも無ければ、行事でもない。
ある業者との打ち合わせ。

実は天文台の修理に来てもらった。
長女の学校には、立派な天文台があるが、故障していて使えない。
せっかくあるのに勿体無い。という話が前回の役員会であり、修理したらいくらかかるのかを、業者に見てもらうことにした。

ところが、天文台を専門にやっている会社って、なかなか無いんですね。
ネットで探して、最初に見つけたのは大阪の業者。
早速問い合わせをしたが、メンテナンスはしていないと断られてしまった。

次に見つけたのが福岡の業者。
問い合わせたところ、メンテナンスをやっているとのこと。
しかし、福岡からだと出張扱いになるので、その分の交通費がかかる。
どうしようか悩んでいたところに提案が。

9月末に兵庫県への出張があるので、その時に来校することにすれば、兵庫から奈良までの往復の出張費で済むとのこと。
そこで本日の午後から来てもらうことにしました。
私もその時間に合わせて学校へと向かった。

以前、天文台を見せてもらって、先生から説明を聞いた時は「コントローラーが壊れているかも」とのことでした。
コントローラーの電気系統の故障なら、もしかしたら簡単に修理できるかも知れない。
今日の出張で修理までできれば、とても安く修理できる。

業者の方2人が来られたので、私と校長先生と事務長と担当の先生で、天文台へと向かった。
以前見た時に、写真を撮って送っていたので、業者の方もおおよその原因を検討していたようだ。
すぐに直って動いてくれることを期待して待つ。
しかし全く動く様子がない。

業者の方も「あれ?動かない!」「それじゃここか?」「これもダメか」と、次第に雲行きが怪しくなっていく。
最後には申し訳なさそうに話してくれました。
故障していたのは、メインの基盤の方でした。

つまりは心臓部が壊れている状態。
基盤の入れ替えになるので、かなりの費用になるとのこと。
「大まかですが、おそらく300万くらいは・・・・」との回答に一同絶句(笑)

せめて20〜30万くらいなら、なんとか育友会費から捻出も考えられたが、300万では無理な話。
しかしこればかりはどうしようもありません。
でも、望遠鏡自体は、とても状態が良く、基盤さえ入れ替えればまだまだ十分に使えるとのこと。
ひとまず正確な見積もりを出していただくことでお願いをしました。

その後、校長室で校長先生と「どうしましょうか?」と話していました。
どうにもこうにも、とても修理できる金額ではありません。
とは言え、そのまま放置するのも勿体無い。
なんとか修理費用を集めたい。

「クラウドファンディングでもしますか?」と冗談で話しましたが、実際にやっている学校もあるようです。
ネットでのクラファンと、周辺地域やOB、そして現役の保護者へ呼びかけて募金を募る。
その方向で考えてみても良いかも知れない。
だって絶対に育友会費だけでは無理だし。

今度の役員会で、提案をして承認を得たら真剣に考えてみよう。
せっかく本格的な天文台があり、宇宙を学べる環境にありながら、それが活かせないのはやはり勿体無い。
子供達のためでもあるけど、地域住民や天文台が無い学校への子供達や保護者にも、門戸を開いて使えるように出来たら良いですね。
その仕組みは育友会で考えて、行事の一つとすれば良いと思う。

いつの日か、この天体望遠鏡が復活して、満点の星空の下で天体観測ができる日を夢見て。

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