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2024-08-18

嬉しい奄美の味

夕方にFacebookのメッセージが届いた。
送り主は奄美の教会の息子さん。
奈良に住んでいるが、お盆の間は奄美に帰っていた。

今日戻ってきたようで、空港から直接メッセージしてきたようです。
奄美から刺身を持ってきたので、我が家に届けに来てくれました。
刺身の他にも色々と奄美の幸をいただきました。
今夜は思わぬご馳走の晩ごはんとなりました。

持ってきたいただいた刺身は、奄美では「シビ」と呼ばれている。
標準語で言うと「キハダマグロ」です。
つまりはマグロの刺身ということですね。

私が生まれ育った町は、カツオ漁港がある街で、カツオが水揚げされた時は、鯉のぼりならぬ鰹のぼりが上がります。
みんなそれを目印に、カツオの刺身を買いにくる。
しかしカツオよりもシビの方が多い時もあり、カツオが無ければ、みんなシビを買っていく。

母が居た頃は、時々冷凍便で刺身を送ってくれていた。
しかし母が居なくなった今となっては、刺身も簡単には手に入らない。
そんな時に届いた奄美の刺身。
さらに奄美で刺身を食べるときに使っている、醤油も一緒にいただいた。
久しぶりの奄美の味に、家族みんなで満足しました。

他にも「みき」もいただいた。
みきと言うのは、奄美で昔から飲まれている発酵飲料です。
米・砂糖・芋を発酵させて作る、甘酒に似た飲み物。
でも、甘酒よりもドロッとして、若干酸味がある。

子供の頃は、このドロッとした舌触りと、酸味があるので、好きでは無かった。
大人になってから飲んだら「意外と美味しいやん」ってなってんですよね。
要は大人の飲み物と言えるのかも。
冷やして飲んだ方が美味しいので、冷蔵庫でしっかり冷やして飲みたいと思います。

この夏は父と母の御霊(魂)だけの里帰りをさせていただいた。
一昨日、御霊を連れて行ってくれた弟から、伊丹空港で御霊を引き受けた。
奄美から帰ってきた両親の魂が、奄美の幸を運んでくれました。

重たい荷物を飛行機〜バス、さらに車で乗り継いで運んでくれた教会の息子さんに感謝です。
島の味をしっかり味わいたいと思います。

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