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2024-08-12

魂の里帰り

今日は家族で伊丹空港へ。
「帰省?」いいえ違います。
家族で帰省出来たら良いんですけどね。

今日は父と母を空港へお見送り。
と言っても、父も母もいません。
魂のみの里帰りです。

今年は母が昨年末に亡くなってから、初めてのお盆。
初盆ですが、私たちは帰省の予定も無く、また帰省しても帰る場所もありません。
墓参りだけでもしたい気持ちはありますが、この時期の飛行機代はバカ高い。

そんな中で、東京の弟は帰省することに決めたようです。
もちろん家はないので、ホテルへの宿泊。
飛行機代もホテル代も、バカ高いとは思うけど、初盆でもあるので、頑張って帰ることにしたようです。

そこで私に相談が来た。
「両親を連れて帰りたい」
お墓は奄美にありますが、両親の御霊は、我が家の社に入っています。
つまり遺骨は奄美だけど、魂は我が家なのです。

初盆でもあるので、今回だけ連れて帰りたいとの申し出でした。
本来なら東京から奄美まで、直行便で帰りますが、今回は往復とも伊丹空港経由。
最初からその計画だったのか、それとも直行便が取れなくて、たまたま伊丹経由になったのか?
どうも後者のようで「それならば」と、両親の御霊を連れて帰ることを考えたようです。

両親の御霊を専用の入れ物(わざわざ神具屋さんで買いました)に入れて、伊丹空港に向けて車を走らせる。
家族に話したら、みんな一緒に行くとのことで、全員で伊丹空港までドライブ。
三連休最終日で、さらにお盆直前なので、渋滞が予想される。
いつもの倍くらいの時間を見て、かなり早めに家を出た。

しかし全くと言って良いほど渋滞はなく。
約束の2時間前には伊丹空港へ着いた。
まずは弟たちに持たせるお土産を買って、伊丹空港の中を散策した。
いつも北口エリアしか行かないので、今日は南口エリアも散策。

それでも時間あるので、コンビニでお昼ご飯買って、展望台でお昼ご飯を食べた。
しかし暑いので、さっさと食べたら、再び店内でいろいろ見て回った。
弟が伊丹空港に到着するのは14時半。
ここで問題が。乗り継ぎ時間が30分しか無い。

一旦出口から出て、両親の御霊を渡して、再び搭乗口から入らなくてはならない。
30分と言っても、飛行機が到着して、乗客が降りるまで10分くらいはかかる。
さらに出口までは、歩いて5分くらいはかかる。
実質15分くらいしかない。

さらに飛行機の到着が5分遅れと判明。
「大丈夫か?間に合うのか?」と心配しながら待っていると、ようやく弟夫婦が到着。
時計を見ると14時50分。奄美行きの飛行機は15時5分らしい。
急いでお土産と、御霊を入れた入れ物の紙袋を手渡す。

向こうもお土産を用意していたようで、受け取ったらすぐさま搭乗口へと移動。
ゆっくりと話す間も無く、搭乗口へと消えていった。
私たちも伊丹空港を後にして家路を急ぐ。

家に帰ってしばらくすると、無事に着いた旨のメッセージが来ていた。
父と母、魂の里帰り、喜んでいるかな?
でも、帰ったままってわけにはいかない。
16日に再び伊丹空港へ、今度はお出迎えに行きます(笑)

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