何を言ったかではなく何をやったか

その人が何を言ったか。
ではなく、その人が何をやったか。
人を判断する時に、必要な事だと思います。

今回の都知事選は、現職の小池氏が当選した。
私は小池氏のこれまでやってきたことを、あまり評価できません。
しかし、他の候補よりはマシという判断で選ばれた気がしています。

対抗馬とされていた蓮舫氏。
私のイメージは「批判だけの人」です。
とにかく自民党に対しての批判だけで、自身の政治家としての実績がない。
今回の都知事選も、小池氏の批判ばかりだった気がします。

台風の目として注目を集めた石丸氏はどうか？
私のイメージは「口だけの人」です。
やたらと石丸氏を持ち上げて、推している人もいました。
でもこの人なんの実績もありません。

元安芸高田市の市長ですが、そこでの実績が全く聞こえてこない。
逆にそこでの悪評は聞こえてくる。
でも今回は蓮舫氏を抑えて2位に入っている。
ネットやSNSを使った戦略は上手かったのは確かでしょうね。

石丸氏を推している人は、石丸氏の言葉に酔いしれているのでしょう。
でも、冒頭に言ったように「何を言ったか」ではなくて「何をやったか」で判断したい。
いくら魅力的な言葉を並べても、何もやっていなければ、それは絵に描いた餅。

投開票後のインタビューを受けているとこを観たが、「やっぱり」と感じました。
質問にまともに答えない。
上から目線で人を馬鹿にしたような態度に感じた。
観ていてとても不快になりました。

それでも今回の都知事選で、名前が売れたので、次の選挙を狙うんでしょうね。
そして言葉のマジックに酔いしれている人は、これからも推していくのでしょう。

政治家って言葉で伝えなくちゃいけないから、話し方が上手な方が絶対良い。
でも、話し方が上手でも、何も実績無かったら、いずれボロが出ます。
話し方が上手で、実績もあればベストなんですが、なかなかそんな政治家いないんでしょうね。

他人の意見を否定して、自分の意見を押し通して、討論に勝つ人は魅力的に見えるかも知れない。
しかしそれって、言葉で押し通しているだけ。
実際に行動して何かを成し遂げることが大事。

政治家を選ぶのは、私たち有権者です。
有権者が賢くならなければ、良い政治家は育ちません。
良い政治家が育たないと、国の未来は見えてこない。

私たち国民も、もっと賢くなろう。