マスコミの責任は重い
統一地方選挙の後半戦が始まりました。
私たちの市でも、市議会議員の選挙がスタートしました。
議席は16議席、当初「10人の新人が出る」と聞いていたので、もの凄い選挙になると感じていた。
しかし、蓋を開けてみたら、候補者20でした。
おそらく新人で出ようとした人が、いろんな事情があり、今回は出馬を見送ったのでしょう。
各地で選挙戦がスタートするところに、水を刺すような事件が昨日ありました。
和歌山の漁港に演説に出向いていた、岸田総理を狙った爆弾事件。
昨年の安倍元総理の暗殺事件を彷彿さえるような、卑劣な事件です。
犯人が投げた爆弾に、すぐにSPが気づいて、爆弾を跳ね除け岸田総理を守りました。
そして犯人の近くにいた漁師たちが、犯人を取り押さえた。
その後、爆弾が爆発しましたが、幸い被害者は出なかった模様。
まだ犯人の思想や目的はわかっていません。
しかし、一つ言えることは、安倍元総理の暗殺事件以降、テロを容認するような風潮があったことが、今回の事件を引き起こしていると思う。
事件が起きると、ただでさえ愉快犯がそれを真似る。
安倍元総理の暗殺以降、マスコミは山上被告の生い立ちばかりを強調し、同情を買うような報道を続けた。
そして統一教会問題へと世間を誘導していった。
さらには「アベは殺されて当然」とか、「山上よくやった」とか、山上被告を英雄扱いする者まで現れていた。
どんなに意見が違うとも、思想が違うとも、暴力によって言論を封殺するのは、民主主義の敵です。
しかし、残念なことに、安倍元総理の暗殺は「良し」とされたような風潮が一部にあった。
「俺も山上のように英雄になりたい」
今回の犯人がそう思った可能性はゼロではないと思う。
実際に英雄扱いされているのだから。
山上被告を英雄扱いにしてきた人たちは、今回の犯人も英雄扱いするんですよね。
山上被告だけ特別に扱うのはおかしいですよね。
残念ながら、日本の選挙は命懸けのものとなりました。
いつ殺意を向けられるか分かりません。
これからも、こんな輩は出てくるでしょう。
その責任は、安倍元総理を襲撃した山上被告を、まるで被害者のように報じてきたマスコミと、それに乗っかって英雄にしたてあげようとしている人たちにあります。
でも、選挙のやり方も変える時期でもあるかと思います。
選挙カーで名前を連呼する選挙や、有権者が集まって話を聞く選挙。
それが悪いとは言いませんが、もっと違うやり方を考えるべきだと思います。
正直、これまでのやり方では、候補者がどんな人物か、よく分かりません。
だから知名度がある人が有利になって当選する。
もっとネットを活用して、その人がどんな人物で、どんな考えを持っているのか?
理解できる方法に変えないとダメだと思う。
そして有権者が話を聞くなら、オンラインとか限られた空間で、セキュリティチェックを行うとか。
今のままの選挙では、今回のような事件は防げない。
まぁ、政治家になる人も、命懸けでやる気持ちでなって欲しいですけどね。
今後、マスコミが犯人の情報を、どう伝えるのか。
注視していく必要がありますね。