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2023-01-12

卯年にうさぎの写真発掘

【もう25年くらい前に飼っていたうさぎたち】

昨夜つぶやいた『息子が歌う「大きな古時計」』のデータが無いかと、ちょっと昔のデータを引っ張り出していて、偶然見つけたデータ。
MOのバックアップをDVD-Rに焼いていた物が見つかった。
MOとはFD(フロッピーディスク)の大容量ディスクのことなんですが、そもそも最近の人にはFDがわからないですよね(^^;)

最近はデータを移動する場合は、CD-RやDVD-Rに焼くか、最も簡単なのはUSBにデータを入れる。
まだUSBなんて無かった時代は、MOと呼ばれるメディアがあったんです。
音楽で一時期MD(ミニディスク)ってのがありましたが、あれの大きい版ですね。

で、そのMOのバックアップをDVD-Rに焼いていた物が見つかり、中にいろんなデータがありました。
その中に、昔飼っていたうさぎの画像があった。
もう無くしたと思っていたのですが、わずかですが写真がありました。
当時はまだデジカメが出始めた頃、おそらく普通のカメラで撮ったか、デジカメだとしても本当に画質の低い物だと思われる。

飼っていたウサギは、最初はオスのチビ太と、メスのペコの2匹だけでした。
友人が家に遊びに来た際に、2匹を同時にケージから出してしまい、一瞬の隙にチビ太がペコに襲いかかった。
うさぎを飼うまでは私も知らなかった。
うさぎって繁殖期が無い動物なんです。だから必ずオスとメスは別のケージで飼わないといけない。
それを知らずに、友人は一緒に出してしまった。

本当に一瞬だったので、すぐに引き離してケージに戻しました。
ところがその一瞬でなんと妊娠していたいんです。
まさかそんなこととは知らずにいた私たち。

しばらくして、やたらとペコが気が荒くなっていた時期があった。
元々おてんば娘だったが、やたらと怒るし、気に入らないと噛み付く。
後からマタニティーブルーだったんだと気づいた(笑)
そしてその日はやって来た。

嫁さんが夜勤で留守にしていた晩。
そろそろ寝ようと、うさぎたちの様子を見に来た時。
ペコの足元に、何やら蠢く物体が複数。

なんと赤ちゃんが産まれたいた。それも7匹。
私の頭の中はパニック。
とりあえず嫁さんの病院に電話して、嫁さんに出産の報告(笑)

しかしその日は極寒の日でした。
生まれた赤ちゃんを見ると、みんなぐったりしている。
まだ毛も生えていない赤ちゃん。
とっさに「凍えている」と判断した。

お母さんうさぎから赤ちゃんを引き離しても大丈夫なのか、わからないけど一刻を争うと思ったので、ケージから赤ちゃんたちを取り出した。
そしてホットカーペットの上に寝かせる。
7匹の内、3匹はなんとか動いているが、残り4匹は全く動かない。

さらに温めるために、ドライアーで熱を当てながら、身体をさすったりした。
しかし時すでに遅かったのか、もう動く気配はない。
せっかく産まれてきたのに。やり切れない気持ちで動かなくなった赤ちゃんうさぎを撫でていた。
その時、1匹だけ一瞬身体が動いた。

急いで再びドライアーで温めて身体を摩る。
すると息を吹き返した。それがグレーでした。
しかし残り3匹は残念ながら戻って来てはくれなかった。

もし、私たちが妊娠に気づいていて、準備ができていたら、7匹みんな無事だったと思う。
悲しい気持ちだったが、残った4匹の子うさぎたちが、その悲しさも吹き飛ばしてくれました。
うさぎってそれだけで可愛い生き物です。
その可愛いうさぎの赤ちゃんが、4匹で飛び回っているんですよ。

写真の子うさぎは、だいぶ成長した頃ですが、もっと小さくて本当にぬいぐるみが飛び跳ねているようでした。
でも、流石に4匹を追加して飼うことはできません。
知り合いなどを通して、うさぎを貰ってくれる人を探し、みんなそれぞれの家庭へ迎え入れてもらいました。

写真を見つけて、当時の思い出が鮮明に甦って来ました。
今年は卯年。もしかすると「ボク達のこと忘れないでね」とでも言いたかったのかも。
うさぎの思い出を大切に、今度は猫達と楽しく暮らしたいと思います。

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